他と違った利用目的の民泊施設
民泊は、観光旅行でホテルや旅館に代わる宿泊施設という考えが一般的である。
しかし、全く別の観点からの宿泊施設にするということも可能である。
当然、住宅地域での宿泊という大前提があるので、騒音やルールに反したゴミ出しなど、ご近所に迷惑をかけるようなことはご法度である。これらを守ることは当然であるが、その条件のもとで幾つかの通常とは異なった民泊利用ということも考えられる。
特徴的な利用例
- 都会の時間に追われて生活している人が、あくせくした生活から抜け出し、１週間くらいのんびりとした田舎生活をしてみたいと思うことがある。そのような人に地方の民家を提供する。
- 普段は一緒に住めない子供や孫の家族、兄弟、親族と一緒に生活してみたいと思うかもしれない。法事や結婚式、何かの記念日などがきっかけとなり数日間、一緒に時間を過ごすことができる民泊施設。
- 昔は、学生村などという、学生や受験生が夏休みなどまとまった期間を勉強に費やすための民宿のような施設があった。
- 読書の好きな人が数日間、図書館のような施設で、読書に没頭した生活をしてみたいと思うかもしれない。
- 音楽の好きな人がクラシックやジャズを一日中聞いて過ごす生活をしたいと思うかもしれない。
- ピアノやギター、バイオリン、その他の楽器の練習を数日間まとめて練習したいと思っている人もいるかもしれない。
- カラオケの好きな人が数日間カラオケづけの日を過ごしたいと思っているかもしれない。
- ゴルフやテニスなどのスポーツを数日間、好きなときにする生活をしたいと思っている人がいるかもしれない。施設のすぐ近くに宿泊できれば便利である。
以上のような人たちをゲストとする専門の民泊施設を提供することも考えられる。
当然、それぞれの目的にあった民泊施設にするには、大きなキッチンがあってホームパーティのできるような環境、沢山の本を揃える必要があるかもしれない（近くに図書館等がある場合は、自身の施設に沢山の本を揃える必要はない）
叉、音楽の練習やレコード鑑賞、カラオケなどを近所迷惑にならないように楽しんでもらう為には、それなりの防音環境を整えなくてはならない。
上記のような目的をテーマにし、ホームページでアピールした民泊施設ならば、一般的な観光目的のゲストが望めないような地域でも、自身の施設を選択してくれるゲストを得ることも可能である。届出施設のリフォームには、多少コストが余計にかかると思われるが、面白い民泊経営が期待できる。
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