空家となった実家を片付ける
実家を民泊利用するにしても、売却するにしても、実家の片付けをしなくてはならない。
売却する場合には、中を空にしなければならない。
高齢の親などが住んでいた場合は、通例、実家内には物があふれており、子供が数回片付けに行っても手に負える状態ではないと思われる。できれば、親が健康なうちに生前整理をしてもらうのが一番よい。貴重品や思い出の品物など子供や孫たちにもらってもらえるものは持って行ってもらい、捨てられるものは捨てて、物量を減らしておくことが重要である。
けれど、大抵の親は、もったいない、まだ使えるなどと、なかなか廃棄できないのが実情と思われる。となると、親が亡くなった後、子供が、空家となった実家の大整理をしなくてはならなくなってくる。コストがかかるが専門の業者に作業を依頼し、短期間で片付けることもできる。「実家の片付け」などでネットを検索し、実家の片付けを行っている業者を探し、実家に来てもらい、物量を見て、見積もりをもらい、作業を依頼することとなる。
基本的には廃棄作業となるので、投入する作業員数と可燃物、不燃物に分けて廃棄物車を数台数日手配してもらう費用がメインとなる。
私も、3社より見積もりをもらったが、作業員の投入の仕方、作業の仕方などで、70万くらいの差があった。私が実際に依頼したのは、自分達で作業をしている時に来てもらったアンティーク家具の買取業者に紹介してもらった女性が社長の会社だった。見積もりもその会社が良心的で一番安かった。女性目線なので、依頼者である遺族の要望を聞いてくれ、社長自らも作業を行い、親切丁寧であった。今は「遺品整理士」などの資格があるが、これは国家資格ではないので、この肩書きだけで業者選択の判断をするのはやめた方がよい。経験から言うと、私のケースのように、関連業者や、過去に実際に片付けを依頼した人の口利き情報が確かなように思える。
※実家の片付けをしていたら、親の使っていた色々なものが、出てくることが多い。
子どもや孫達も要らない場合は、処分する前に、専門の買取り業者に買取価格を聞いてみましょう。
リユース、リサイクルできるものは有益に使うのがベストです。