シアター・オリンピックス開催に向け、民泊の受け皿拡大(富山県南砺市)
富山県南砺市利賀地域での宿泊の受け皿拡大を進める地元実行委員会が1月30日、市利賀行政センターで会合を開き、国際演劇祭「第9回シアター・オリンピックス」に向け、取り組み拡大を目指すことを申し合わせた。
利賀地域では、これまで都市部からの修学旅行や短期留学を受け入れ、民宿や一般家庭の民泊が宿泊の受け皿となってきた。観光客の宿泊を促進するため、南砺市商工会利賀村支部や民宿組合などの関係者でつくる農泊推進対策実行委員会が昨年発足した。
これまで受け皿となってきたのは民宿を含む約20軒。このうち6軒が、定期的に宿泊人数の報告などが求められる民泊として届け出をした。2019年度は8~9月に利賀地域などで開かれるシアター・オリンピックスに向け、いっそう拡大を目指すことにした。実行委事務局の市商工会利賀村事務所によると、農作業など体験学習のニーズが高いという。
シアター・オリンピックスとは
「シアター・オリンピックス」とは、鈴木忠志氏、テオドロス・テルゾプロス氏など世界各国で活躍する演出家・劇作家により1993年にギリシアのデルフォイにおいて創設された国際的な舞台芸術の祭典。
世界第一線の演出家による最先端の舞台芸術作品の上演のほか、ワークショップやシンポジウムなどの教育プログラムも実施される。
第9回シアター・オリンピックスの開催概要
芸術監督 鈴木忠志氏
主催 (公財)舞台芸術財団演劇人会議
シアター・オリンピックス2019実行委員会
日程 2019年8月下旬~9月下旬
会場 利賀・富山県利賀芸術公園
黒部・宇奈月国際会館「セレネ」、前沢ガーデン円劇場(野外ステージ)
企画事業 20カ国30プログラムを予定
(シンポジウム、ワークショップ等を含む)