ラグビワールドカップ、オリンピック・パラリンピックを前にして、外国人患者を受け入れる医療機関の準備が進んでいる。
厚生労働省と観光庁が連携して一元化した「外国人患者を受け入れる医療機関の情報を取りまとめたリスト(以下、医療機関リスト)」が作成されているところだが、今回、ラグビーW杯またはオリンピック・パラリンピックの開催地等を含む医療圏等先行して整備すべき箇所の医療機関リストをとりまとめられ公表された。
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「外国人患者を受け入れる医療機関の情報を取りまとめたリスト」について(中間とりまとめ)
我が国全体で観光立国が推進される中、各都道府県においても訪日外国人旅行者の増加を捉えた地域の活性化に向けてそれぞれ取組が進められています。
そのような中、政府においては、「訪日外国人に対する適切な医療等の確保に向けた総合対策」を取りまとめ、日本を訪れる旅行者に医療が必要となる場合に備え、安心・安全に医療を受けられる環境の整備に取り組んでいます。また、同時に、増加する在留外国人についても、「外国人材の受入れ・共生のための総合的対応策」が取りまとめられ、全ての居住圏において外国人患者が安心して受診できる体制の整備を進めているところです。
こうした状況を背景に、患者の利便性を高め、医療機関等及び行政のサービス向上を図ることを目的として、厚生労働省と観光庁が連携して一元化した「外国人患者を受け入れる医療機関の情報を取りまとめたリスト(以下、医療機関リスト)」を作成しているところですが、今回、ラグビーW杯またはオリンピック・パラリンピックの開催地等を含む医療圏等先行して整備すべき箇所の医療機関リストをとりまとめましたので公表いたします。
なお、9月中旬を目処に医療機関リストの多言語化(英語・中国語(簡体字/繁体字)・韓国語)を行い、訪日外国人向けに日本政府観光局(JNTO)ホームページにて公開する予定です。また、引き続き、9月末の締め切りで提出される医療機関リストをとりまとめ、改めて更新する予定です。
観光庁 参事官(外客受入担当)付 外客安全対策室
担当者 (内線:27911、27904、27909)(代表)03-5253-8111