地域創生の妨害者

 

よそ者意識

 

地域の発展を妨害しているのは、その地域の人々という見方がある。

地域の特徴・他との違いなどに気が付いている/知っているのは、他の地域からその地域に来た人たち、例えば違う地域から嫁いできたお嫁さんや、その地域への移住者などである。

元来その地域に住んでいる人々は、他との違い、言い換えるとその地域の特徴などに、概して気づいていない。

そんな状況下で、他地域から来た人々が、何か意見を言ったり、新しいことを提案したり、実施しようとすると、地元の人はいわゆる「よそ者意識」から反対したり阻害したりする。

昔から言われる島国根性もその一種である。

地元の文化や生活習慣を大切にしつつ、自分の住んでいる土地以外にも目を向けて、知らない文化、考え方なども取り入れていく姿勢が大切になってくる。

 

地域間の競争/格差

 

今後、人口の減少、高齢化とともに、地域間の格差や競争がより生まれてくるとも言われている。結果として、別の言い方をすると、すべての地域が共通に発展できるわけではないということである。

日本の魅力は地方にあると言われる。 増大するインバウンドを迎え、全国各地が地方創生し、発展できることが望ましい。

 

体験/感動のシェア

 

シェア文化の進展という点から、場所や乗り物のシェァのみならず、今後は体験や感動のシェアなど広い意味でのシェアリングが盛んになってくると言われている。

民泊は場所のシェアのひとつであるが、それをベースにして、インバウンドのみならず、国内各地の人々も、全国各地の生活や特徴などを体験し、感動をシェアできるような地方創生を進展させていきたいものである。