民泊 修学旅行

修学旅行での民泊利用について考える

先日、都会の高校性に北海道で農泊、酪農泊を体験させるという番組が放送されていた。
高校性を農家や酪農家にステイさせ、農作業や乳搾り、餌やりなどの酪農家の作業を体験させる。そして、食事には自分達が作業した農作物や牛乳、肉などを使った料理を出し、ホストの家族とともに食するというような内容だった。これを通して、高校性たちは、働くことの意味、日本の農家や酪農家の現状、食するということの意味を学習することができるという。中には、その地域に関心を抱き、社会人となってから、移住してくる子供たちもいるという。番組全部を見たわけではないので定かでないが、これらは、修学旅行もしくは、社会科学習のひとつの行事として実施されていたのではないかと思う。
修学旅行で民泊を使うことが良いか悪いかは意見が分かれることだと思う。40年以上も前の話だが、自分の修学旅行を思い返して見ると、大勢の級友と枕を共にし、夜、秘密の話をしたり、枕投げをして先生に怒られたことなど、それはそれで意味があり、懐かしい思い出である。

社会科学習としての希望者参加

農泊や酪農泊では、学生同士ではなく、ステイ先の家族や、地域の人達との交流が主となる。3~4人ごとに分かれてステイする為、集団生活の体験はできないが、地方の現状や問題点を知ることができ、非常に有意義な体験となる。
修学旅行などで、神社仏閣や史跡観光地を巡ることも意味があり、一般的(昔のスタイル)な修学旅行も実施する価値はある。それとは、別に、農泊や酪農泊などを体験させ、学生自身の将来や、日本の現状、将来はどうしたらよいかを考えさせることもとても意味があり、良い教育となるはずである。

設定準備は入念に

ただし、農泊したが、草刈りや穴掘りだけさせられたとの話も聞く。農泊、酪農泊を学生にさせるにあたっては、その時期、何も作業がないということがないように、実施時期を考慮、調整し、又プログラム内容もよく考えて設定することが重要である。
又、ステイ先で、不祥事など起こらぬよう、当然、農泊、酪農泊として許可を受けた実績のあるところをステイ先として選択する。決して、生徒を分散宿泊させる為のステイ先数を確保するため臨時に集められたようなステイ先でないこと。そして、学校側の実施方法としては、社会科学習として実施し、時期は夏休みなどを使い、強制参加ではなく希望者参加であることなどが求められると思う。

学生が卒業後、その地域に興味をもち、移住したり、その地域の産業の活性に効果をもたらす仕事などをするようになれば喜ばしいことである。

「民泊」のテーマを決めよう。旅行者が「民泊」利用に期待すること

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